盆休み...
この時期、【盆】といいますが、個人的にはこの盆について特にいつもと変わった事をすることはしていないのです。
墓参りにしてもこの時期に行くというのも、家族が行くから付いて行くだけだった。
だが、親友の実家では昔からの風習というものが残っているらしく、この13,14,15の3日は来訪者を手厚く迎えねばならんらしく、毎年わざわざ実家へ戻って手伝っていると言っていた。
今年も戻っており、『対応が大変だよ~っ』てメールが入って来た。
田舎でも長子の家だと盆提灯点火て先祖を迎えたりしている所もよく見かける。
幸い我が家はまだ両親が二人共存命の為、私の番はまだ回ってこないのだけど。
しかし親友の家では毎年の事で、大きな周期性では無い為この時期に成ると憂鬱になるって言ってた。
内容を聞くと色々と祭壇作ったり、墓地も相応の飾りが有るらしく、皆がそれを行うため自分の家だけがしない訳には行かないってつぶやいていたっけか。
この盆については個人的に違和感も有るのだけど。
何故この時期にだけ先祖が戻ってくるのか...。
そもそも本当に戻ってきているのか...。
wikiを見ると政策的意図が書かれている様だ。
起源としては強制的要素が大きいみたいであり、良き風習とは言い切れない所があるとも思うんだが。
場所に寄っては先祖崇拝という言葉で書かれている。
崇拝?、ちょっとおかしくないかね。
私の知る所では先祖供養という意図でやっていると思っていたが。
まぁ、どれが本当の事か判らないけれど、あまり祖父母とは接点が無かった事もあり、記憶の中の存在は小さいかな。
とは言え、思い出はそこそこ残っているがね。
顔も声も記憶に残っている。
もしその声を聞けば当然振り向くだろう...。
子供の頃の話になるので、記憶の詳細は思い出す事は出来ないけども、昔は家族総出で出かけて行っては泊まったものだ。
従兄弟ハトコまで揃った時は賑やかだった事は覚えているが、彼らも既に一児、二児の親と成っている。
年食ったもんだわなぁ~。
一応子育て世代では有るが、世間標準から言えば育児卒業組に成っているはずなのだけどネ。
まだ数年残しておりますんで簡単にはくたばれんな。
先祖の加護でももらって健康で行きたいが、線香の一本でもあげてから言えって言われそうだわ。
もし自分が先祖と言われる様な状態に成ったとしたら、子孫についてどう思うのだろうか。
数年に一度の墓参りを怒るか、毎年の墓参りに微笑むか。
多分、私の場合は『墓前で笑ってる』方が気が楽だと思う。
神妙な顔で拝んでもらうより、『じぃちゃん来たよ~、10年ぶり~』って笑いながら言ってくれればそれでいいと思ってしまうだろう。
まっ、時代で考えも変わるだろうし、墓碑すら自然葬が流行りだして桜の樹の下でなんてあるし、手を合わす場所すら無くなりつつある。
個人的にはそれで良いとも思うのだけど、明確な【物】よりは、明確な目当てを描いて手を合わせれば良いと思う。
日本人は自然界に感謝を示すことが出来る民でも有るのだから、道端の石ころであっても、大きな桜の木でも、空を舞う鳥でも、流れ行く雲、風、川、どれでも良い。
自分が何に感謝を捧げるかが問題なのだと思う。
少なくとも手を合わす時くらいは、素直に感謝の心が出てくる様にしたいものだ。
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