ナント繊細な...
やれやれ、昨日はトンデモな日だった訳なんだけど、そのままメーカー任せって訳にもイカンなぁ~とは思いつつも、先日の木枠の後始末がまだ残っておるわけよね。
で、まぁ例の物が使えない事もあり、今日は木枠の片付けに精を出すことにして防寒着を準備して出かけた訳だ。
案の定事務所の外はすげぇ~風。
風当たりの弱い所で作業しようと、10時前から外でトンカチやってる訳だ。
ところが、風は当たらぬが日も当たらぬのだ。
寒いぜよ。
先日の解体作業で半分は崩していたので、残りの半分を解体しなければ成らん。
大きな物だけならやりやすいが、10cm程度の木っ端もあり、しかもしっかり釘3本撃ちこんであるし。
この木枠、解体した事ある人は判るだろうが、抜け防止の機能がある釘のため、厄介なことがある。
釘そのものも結構柔らかいので、逆さ打ちして頭を出す時も、ちょっとでも方向が甘いとグニャリなのだ。
嫌だね~。
で、抜いた釘も軍手しているので、バケツに釘を入れる際にも軍手に例の抜け防止が絡みつくのよね~。
お陰で入れたつもりがくっついてたりして、バケツに入らない時もあるのだ。
『こんにゃろめ、釘ごときが逆らいおって』...とまぁ、こうなるわけよ。
梱包屋は圧縮トンカチでポンポン打ってるだろうが、抜く方はかなり大変なのだ。
で、午前中に今日の分の半分を済ませた。
かなりピッチを上げてやりましたでぇ~。
午後に入り、続きとばかりに残りを進めることに。
ここからは木っ端もんが有るのよね。
10cm程度の物の釘抜きは面倒なのだ。
せめて15cmあればバールでも踏ん張りが効くのだけどねぇ~。
で、どうするか。
バールをセットしてトンカチで木片を叩くわけさね。
つっぱり効かんもんでさ。
そういう事を繰り返しながら延々トータル7時間かけて全てを解体したぞ。
さすがに一人でやっているとかなり時間がかかりますな。
さて、15時からは昨日の大問題と成った現象の確認作業をする事にした。
使えないとなるとかなり予定が狂ってしまうので、何とか原因を調べて対応しながらでも使えないと困るしね。
で、早速単純に考えた場合の原因予想で再現実験開始。
ところが原因と思われていた症状が発生しない。
って事は、この仮説は間違いって事だ。
えぇ~、では一体何が原因なんだよっ
まさか、起こるはずのないこっちが発生しているとか...
と思って、実験すると昨日の現象に繋がる症状が発生した。
えぇ~~~、なんで発生する訳。
まさかとは思ったが、実際にこの眼で見ているので事実として業者へ連絡を入れておいた。
恐らくあちらでもあり得んと思っている事だろうけど。
一応、症状は出たのだけど、何故その症状が出るのかがはっきりしない。
で、もう一度やってみると今度は発生しない...。
はぁ~、どうなってますのん
何か微妙な所でデジックに変わる要素が有るって事だわい。
その変化点は何が基点なのか...。
何だか前の仕事みたいな感じ成ってきてもーたよ。
こうなると俄然やる気に拍車がかかるのだ。
ぜってぇ~突き止めてやるって思う訳。
完全にスイッチが入ってしまいましたよ。
で、先ず原因を考察。
考えられる要因を引っ張りだして、変化させてみる。
と言ってもダイアルが有って回してナンボという様な代物では無いのだ。
ちょーーーどハードなので機構部に電気は入っておらんのよ。
つまりは物理条件がちょっと変化して発生するって事だ。
面白いじゃないか。
益々やる気が出る。
こうなったらメーカーが原因究明する前に、こっちが原因を突き止めてやるという想いに駆られる。
性分ですな。
で、最初の考察で考えられた環境を変えてみた。
おぉ~、再現したではないかっ。
これだっ。
と思ったのもつかの間。
その原因を変えてみたけど症状が変化しない。
つまり、たまたま何かの原因と重なって発生したって事なのよね。
やはりそう簡単なことではないみたいな。
こうなると五感フル稼働ですよ。
気になるポイントがひとつ見つかったので、その変化を追って見ることにした。
なるほど、時間と共に変化して行く様だ。
気にしなければ判らない程だけど。
で、もしかしたら...
と言う事で、その変化の領域を2つに大別して試験すると、現象がリンクする事が判った。
こ・これだ、原因は。
いや、原因と言うより要因と言った方が良い。
つまり、この症状が起きている間に試験すると現象は発生しない。
が、一旦ある領域を抜けると先日のトラブル要因が生まれる。
そして、そのままで放置すれば現象が発生するって事だわさ。
しっかし、紙一重の違いってくらい微々たるものだ。
たまたま構造的に、その変化の領域で制作された機構と成ってしまっていた訳だ。
何という偶然...。
ざっと90分で原因究明まで済ませたぞ。
これをメーカーに伝えてメーカーでの再現実験してもらう事にした。
さぁ~て、どんな返事が帰って来るのか...
明日が楽しみだぁ~。
それにしても体力も使い~の、少ない脳力も使い~の、親父は頑張っておりますなぁ~って自分で言うなって。
コメント